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東海北陸の各弁護士会の集まりである中弁連(中部弁護士会連合会)が毎年定期総会のときに行うシンポジウムが、10月21日に行われました。テーマは、「子どもと共に歩む社会的養護~ひとりひとりにあった自立をめざして~」・・・。
基調講演は、山梨県立大学人間福祉学部教授の西澤哲さんに「施設で暮らす子どもたち」と題して話して頂きました。前日夜中の2時頃にホテルINし、それから晩酌をしていたとは思えないほど、喋られまくっていました。よぉあれだけ喋るわ・・・。でも、すごいのは、あんだけ早口の話なのに、ちゃんと理解でき頭に入ってくること・・・常人にはできません。きっちり、現場の生々しい話と笑いを入れられていました。 そのあと自立援助ホームしおん・児童養護施設日本児童育成園の施設長である長縄良樹さん、そして、自立援助ホーム慈泉寮・児童養護施設名古屋養育院の施設長である平井誠敏さんにも入って頂き、パネルディスカッションが行われました。正に現場で子どもたちと共に生活する方のお話はとても説得力がありました。お二人の熱い想いが会場に広がっていました。ありがとうございます。パオの話もちょこっと出ました。 このシンポジウムを受けて、定期総会で、「子どもと共に歩む『社会的養護』をめざす宣言~子どものパートナーとして~」が採択されました。その中では、弁護士の役割として、子どものパートナーとなり、子どもの権利を基盤とした社会的養護と自立支援をめざし、児童福祉に関わる関係機関と手を携えて、子どもと大人が共に生き、共に育つ豊かな未来を築いていく挑戦を続けると誓っています。そして、 1 自立援助ホーム、子どものシェルター、ステップハウスなど、子どもの自立支援活動への公的助成の拡充を求めます。 2 児童福祉施設で育つ子どもの個々のニーズに応じたケアと自立支援(リービングケア)や卒園後受け容れる社会資源の開拓を充実させる条件整備のための施策を求めます。 3 困難に直面している子どもや児童福祉施設で育つ子どものための子どもの人権相談活動の拡充に努めます。 4 改正された未成年後見制度や虐待防止に有効な親権制限などが真に子どもの最善の利益のために運用されるよう、また、子どもの代理人制度の創設など、子どもの福祉を具体的に実践するために実効性のある制度の整備をめざします。 と宣言しています。 この宣言を私たちは「子どものパートナー宣言」と呼んでいます。 地道に確実に頑張らないと・・・と気持ちを引き締めた天才バカベンであった・・・(天才バカベン!!) 【子どもセンター「パオ」のサイト→http://www.pao.or.jp/】
by npo_pao
| 2011-10-25 19:50
| パオ弁日記
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