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私が以前未成年後見人をしていた女の子で、その子が成人した後も多少なりとも関わっているケースがあります。親権者だったお父さんが亡くなられお母さんのところに引き取られたのですが、そこでの生活に耐えられず彼女は家を飛び出し、児童相談所を通して私が未成年後見人に選任されました。未成年後見人を担当していたときだけでなく成年になった後も、私は彼女が本当に苦労し健気に努力してきたのを見てきました(例えば、http://npopao.exblog.jp/14928061/、http://npopao.exblog.jp/14955373/)。
先日私はお母さんに対面することがありました。お父さんの遺産の処理に私が立ち会ったのです。私は彼女の思いも聞いてきたし、家を飛び出した後のお母さんの態度も目の当たりにしてきたので、対面しても特に話もせずさっさと帰ろうと思っていました。 手続の合間少し時間がありました。わざと離れた所にいた私の所にお母さんが現れました。「○○(彼女の名前)は元気にやっているんでしょうか?」・・・私が簡単に彼女の様子を伝えると、「元気でやっていることを聞いて安心しました」、「あの頃、色々あって私も気持ちが一杯一杯で・・・今考えればもう少し違う対応もできたんじゃないかと思っています」と話されていました。 彼女に対しての今までの態度を知っている私からすると少し言い訳がましくは聞こえましたが、それでもお母さんは彼女の身を案じていたんだなと思いました。 その日の午後は何とも不思議な気分でした。(迷探偵コンナン) 【子どもセンター「パオ」のサイト→http://www.pao.or.jp/】
by npo_pao
| 2015-02-15 15:07
| パオ弁日記
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Comments(1)
Commented
by
sora
at 2015-02-24 13:45
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母も、現時点までなんとかやってこれたから、今そう思えるのでしょうね。・・・これから自分もどうなるかわからないという不安なときでも、大人が踏ん張って子どもを案じる・・・そうだったら母子関係も少しちがったものになったかも。双方が不安なときに、双方に対してなんらなお支援があったらいいのかもと思いました。
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