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高校1年生の梅雨の頃の話だ。うちの学校は山の麓にあり、結構自然に囲まれていました。
古典はペンギンと呼ばれている年配の先生(両手を体に付けて手のひらだけ横に突き出したようにして左右に体を少し揺らして歩く姿からそう名づけられたと思います)でした。授業中、突然Hくんがこちらを見てニヤッと笑い、下を向きながら、低い声で「うぅ~」と小さく、でも周りには聞こえるようにうなるような声を出し始めました。生徒の方は気付きましたが、ペンギン先生は気付きません。少しずつ声を大きくしていきました。それを見た私たちも、Hくんのまねをして、「うぅ~」とうなり始めました。いつの間にか、いろんな場所から「うぅ~」「うぅ~」といううなり声を聞こえてくるようになりました。結構大きな声になっていったと思います。 すると、ペンギン先生は突然窓際に行き、窓を開け、しみじみと外の景色を眺めながら、「あぁ、カエルの声が聞こえる季節になりましたねぇ~」と独り言のようにつぶやきました。クラスが大爆笑になったことは当然の流れでした・・・。古典の時間にはよくカエルの合唱が聴けるようになりました。(天才バカベン!!) 【子どもセンター「パオ」のサイト→http://www.pao.or.jp/】
by npo_pao
| 2010-04-16 08:04
| パオ弁日記
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