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中学生の男の子のおじいちゃんおばあちゃんから監護権者の指定の事件を、いつも助けてもらっている女性弁護士と一緒に受けました。お父さん、お母さんから振り回され、おじいちゃんおばあちゃんが面倒を見るようになったのですが、その子はお父さんやお母さんに対する未練もあります。親権喪失も考えましたが、その子の気持ちを考え、おじいちゃんおばあちゃんに監護権を認めてもらうという方法で行くことにしました。
審判を申し立てたまでは良かったのですが、その子はいろいろな人に家族のことを聞かれるのが嫌で、児童相談所のケースワーカーからも逃げ、先日訪問した家庭裁判所の調査官からも逃げました。調査官は裁判官への報告書に、子どもの意向が確認できないことを理由に審判申立を取り下げてもらった方がいいのではないかと記載していました。 一回会いに行って振られたからといってそのような報告書を書く調査官に反発して、いじけん坊将軍の私は女性弁護士と相談して、その子に会いに行って話そうということにしました。 家を訪問すると、さっきまで居間にいたはずのその子はどこかに姿を消していました。どうも、家の裏のバスケットリングが設置されているところに行ったようです。おばあちゃんから話を一通り話を聞いた後、私は「彼とちょっとバスケットしてくるね」と言って外に出ました。彼は私の顔を見ても逃げませんでした。昔取った杵柄・・・バスケットボールを受け取り、ドリブルをしながら話しかけると、意外や意外・・・以前会ったときも殆ど話してくれなかった彼が、私の話を聞き、私の問いに答えてくれたのでした。彼は今度は調査官が来てもちゃんと自分の気持ちだけは伝えると言ってくれました。自分でもびっくりでしたが、私にとっては至福の時でした。 今度一緒にバスケットをしようと話し、家を後にしました。前もバスケットがきっかけで仲良くなれた女の子がいました。かつてのバスケット少年だったことは結構今でも仕事に役に立っているなぁ~。(いじけん坊将軍) 【子どもセンター「パオ」のサイト→http://www.pao.or.jp/】
by npo_pao
| 2011-03-28 23:23
| パオ弁日記
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