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私が未成年後見人を以前していた子で、いま遠く離れたところで生活している子がいます。もう彼女は成人になり未成年後見人の仕事は終わったのですが、まだ細々と関わりを持っています。
アパートを引っ越すことになり、その絡みで大家さんと揉めたようです。昔から私がメールや電話してもなかなか返事をくれない子なので、大家さんからの情報しか分からず、でも、彼女には「終わりよければすべてよし」と伝えていました(今までも結構終わりに揉めることが多かったので)。何とかうまく終わってもらいたくて、何度もメールをしていました。 すると、かなり怒りモードのメールが返ってきました。その中に、「自分は応援してくれる大人が誰もいない中一人で頑張ってきた」という下りがありました。 それを読んだとき、正直、怒りというより悲しさとむなしさを感じてしまいました。もう5年ほど、私なりには頑張って関わってきたつもりでした。父親代わりにはとてもとてもなれないにしても、それでも、身内の協力の得られない彼女の応援団の一人のつもりでやって来たつもりでした。遠く離れてなかなか会えなくても、自分なりにはこまめにメールを入れて、私が応援できることがあれば言ってねって伝えてきたつもりでした(彼女が用事がない限り殆ど返事はなかったんですが)。 暫くして、でも、じゃあ、私はベストを尽くしてきたのか?という想いが出てきました。いやいやそんなことはない。忙しさを理由に後回しにしたり、彼女に会いに行かないって思いながらなかなか会いに行けなかったり…。彼女の言い分をよく聞かないで偉そうに説教たれたこともありました。応援団といいながら、彼女から見れば頼りなかったんだろうなぁ…。彼女は確かに近くに彼女を全面的に受容してくれる大人が居ないままここまで来たんだろうなぁ…と思うと、彼女の言葉はまっとうです。 さて、じゃあどうしよう…残念ながら私は偉そうに言っても自分に甘いからこれまでのやり方は変わらない(もう少し正確に言うと、変えようと思ってもなかなか変えられない)ような気がします。そもそも、もう未成年後見人でも何でもないわけで、どこまで、彼女に満足してもらえることができるかも分かりません。彼女の言葉を謙虚に受け止めながら、私のできる範囲でやるしかできないんだろうなぁと反省しきりでした。(濡れ落ち葉) 【子どもセンター「パオ」のサイト→http://www.pao.or.jp/】
by npo_pao
| 2013-03-05 07:12
| パオ弁日記
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